Salpicón de mariscos(サルピコン・デ・マリスコス、魚介類のマリネ)

 マドリッドでお客さんを案内して海産物レストランにいくときは、海老、蟹、貝、イカなど魚介類をこれでもかと言うほど注文しますので、敢えてサルピコン・デ・マリスコス(魚介類のマリネ)を注文することは普通少ないのですが、それでもうちの奥さんが同席した場合は必ず注文しないと怒られるほど美味しいマリネです。
 マドリッドの高級海産物レストランのようにlangosta(ランゴスタ、伊勢海老)やcigalas(シガーラス、手長海老)の塩茹でをぶつ切りで入れると豪華になりますが、味はあまり変わらないのでここではもう少し手軽に入手できる具材で作ってみました。

《Receta レシピ》
Salpicón de mariscos:
サルピコン・デ・マリスコス(魚介類のマリネ)

【準 備】
1. 鍋に水を入れ、多めの塩とローレルの葉1、2枚を入れて沸騰させ、皮をむき輪切りにしたイカをさっと強火で短く茹で、すぐに取り出して冷ます。イカヤリイカが望ましいがスルメイカでもいい。スルメイカの場合できるだけ内皮も剥げればやわらかくなる。内皮とはスルメイカの表面の黒色や斑点が混じった皮の内側にある薄い透明の皮のことで、大きめで新鮮だと容易にむけることがある。
2. 次に皮を剥いだ刺身用の鯛の切り身を同じく強火でさっと茹で、すぐに取り出して冷まし、大きめに切っておく。
3. 最後に、殻つきの車海老とムキエビを同じく強火で茹で、すぐに取り出し冷まして車海老は皮を剥ぎ、車海老と大きめのムキエビは二つに切る。具材は大きめが見栄えがいいので必ずしも切らなくてもいい。茹ですぎないように注意。
4. Mejillones(メヒジョーネス、カラス貝)は別途熱湯に入れて強火で茹で、開いたらすぐに湯から取り出して冷やし、貝殻についた貝柱にナイフを入れて殻から外す。糸が絡んだような繊維質は根元から取り除く。
5. タマネギとセロリは細かく切る。パセリはみじん切り。種抜き黒オリーブ(瓶入り等)は一つを2、3片に輪切りする。
6. 硬めに茹でた卵(冷水から入れて8分くらい)は、殻をむき、1センチ立方程度に切る。
【調 理】
1. できるだけ平たいボール等にエビ、イカ、カラス貝を入れ、その上にタマネギ、セロリと黒オリーブにゆで卵を入れてよくかき混ぜしばらく馴染ませておく。
2. 最後に車海老を茹でた残り湯を少しボールに入れて冷まし、その上にりんご酢とバージンオイルを入れてよく混ぜる。塩が足りない場合追加する。
3. 1に2をかけて混ぜ合わせ、隙間を作り鯛の切り身を底に置いてタレに漬け、上から全体にレモンを絞りパセリをふる。
4. 3にラップをかけ冷蔵庫で冷やしてから皿に盛りつける。



♪ このしゃしん、「秋のおとずれコンテスト」におうぼしようととってもらったのに、もうとっくにしめきりでした ♪
♪ 「やましたこうえんも、あきがふかまったなぁ〜」なんてつぶやきながらね ♪








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