Sopa de pasta china con albondigas de pollo (鶏肉団子入り中華麺スープ)

 マドリッドバルセロナでは当たり前ですが、たいていの地方都市にも中華レストランがあるのには驚かされます。これはヨーロッパの他の国でも同じです。小さな地方都市にはまず日本レストランはないので中華レストランにであうと、欧風料理に食べ疲れたときなど心温まる思いになるものです。こんなとき、軽いスープ麺風のものがあれば最高です。

 小さな地方都市の中華レストランにはあまり高級なものはありませんが、5つ星ホテルがいくつもあるコスタ・デル・ソルのMarbella(マルベージャ、「綺麗な海」の意味)は例外です。庭園の中に1、2階建ての寝室棟がいくつも小さく分かれて散らばり敷地がビーチまで直結するPuente romano(プエンテ・ロマーノ、「ローマの橋」の意味)というマルベージャでも最高級のホテルがあります。私は別荘販売を担当していたころ、日本からのお客さんを案内して地中海が目の前に見えるBeach Clubというこのホテルのオープンエアー式レストランをランチで何度も利用しました。そして、このホテルの周辺を探訪していたとき、噴水池を中庭にして周りに高級ブティックとレストランが入るPuente romano II(プエンテ・ロマーノ・ドス)という建物が併設されていて、その中に静かで落ち着いた雰囲気の、スペインでは最高級と思われる中華レストランTai Panがあるのを発見しました。私はこのレストランで初めてツバメの巣のスープ(sopa del nido de la golondrina)を食べたのですが、そのときは面白い名前のスープと思って注文しただけで、まさか本物のツバメの巣で広東料理の高級食材とは知らずに食べたのでした。
 さて、「鶏肉団子入り中華麺スープ」という題名ですが、要するに、家庭で簡単にできる、旨いラーメンの作り方を紹介します。


《Receta レシピ》
Sopa de pasta china con albondigas de pollo:
鶏肉団子入り中華麺スープ

 スープは、一人前ずつ袋入りの粉末か液体の中華スープを使用。これはたいてい300か350cc用で大きなラーメン鉢には足りないので、不足分を鶏がらスープの素で補い、更に、味噌(マルコメの「料亭の味」を推薦)と隠し味に少量の砂糖を加えて完成させる。
 鶏モモ肉のミンチを何も添加せずボールにとり手でよくこね両手のひらで丸め、料理皿に乗せておく。フライパンを中火にして軽くごま油またはラードを敷き、片方の手でフライパンの柄を握り前後に軽くゆすりながら丸めた鶏肉を一つずつ続けて乗せ、全部乗せたらその手で料理箸を持ちそれも使って丸めた鶏肉を転がしながら表面を軽く焼き、鍋の沸騰したスープに入れ、更に、6つまたは9つに長く切ったなすも入れ、中弱火で火が通るまで煮る。ラーメンに入れる具はお好みだが、肉類は炒めてから煮たほうが旨くなる。
 卵は、鍋に水から入れ、沸騰したら弱火にして6分間茹で、湯を完全に捨てて気化熱で卵の殻を急冷して鍋を前後左右に強くふり卵の殻に割れ目をつけてから水をかけ殻をむく。茹で時間6分間は卵大きさにより調整、黄身が半なまの状態を目指す。
 麺は生麺を使用。多めの水で硬めに茹でる(指定より少し短めの時間で茹でる)。また、生麺を保存するには一つずつよくほぐしてラップで包み冷凍する。
 中身が落ちないよう鍋の下のほうに調理箸で遮ってラーメン鉢に半分くらいスープを注ぎ、茹でた麺を湯をよく切って静かに入れ、あとから中身の鶏肉団子と煮たなすを入れ残りのスープも入れる。調理箸を麺の中に入れて固まりをほぐし、二つに切った茹で卵と2cmくらいの幅で切ったネギ(万能ネギか小ネギ)を入れコショウをふる。




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