Almejas a la marinera(あさりの漁師風)

 私が日本からのお客さんの接待でマドリッドの海産物レストランへいったとき、Almejas al vapor con límon(アルメハス・アル・バポール・コン・リモン、蒸しあさりのレモン添え)かAlmejas a la marinera(アルメハス・ア・ラ・マリネラ、あさりの漁師風)のどちらか一つを必ず注文しました。前者は蒸したあさりに、塩はなしで、レモン汁だけをたっぷりかけるだけですが、材料が新鮮だとさっぱりとして非常に美味、全般的に少し軽くいきたいときはこれを選びました。スペインでは、特に、海老、蟹、貝、イカの類は、サイズが大きくなるほど単位重量あたりの単価が目立って高くなります。ですから、高級海産物レストランででるあさりは日本では殆どお目にかかれないほど大粒のものでした。私は肝炎を気にしてほんの2、3度しかありませんが、レモン汁だけで食べる大粒の立派な活きてるあさりはこの上なく旨いものでした。
 一方、にんにくとたまねぎをバージンオイルで炒めた味と香りがあさりの旨みとうまく調和したとろみのあるsalsa(サルサ、ソース)のAlmejas a la marinera(あさりの漁師風)は、前菜の一品にも最適な料理です。Gambas al ajillo(ガンバス・アル・アヒージョ、海老のにんにく炒め)のバージンオイルとにんにく・塩・唐辛子のソースの場合がそうですが、スペイン人はよくパンを小さくちぎり料理のソースにつけて食べます。この料理のソースはスープのようにスプーンで食べますが、ここでもスペイン人はよく底に残ったのを、表現が悪いですが犬のように、ちぎったパンにつけて綺麗に食べます。


《Receta レシピ》
Almejas a la marinera:
あさりの漁師風

 あさりはできるだけ大きなものを選んで買い、持ち帰ったらすぐに塩水に入れてしばらく置いて(夏場は冷蔵庫で)砂を吐き出させ、料理の前には真水でよく洗う。
 フライパンを中火で熱しバージンオイルをいれ、熱くなったところでみじん切りにしたたまねぎとにんにくをいれてよく炒め、黄金色になったら甘口のパプリカ・塩・コショウ・ローレルの葉をいれて馴染ませたところに白ワインか料理酒(本当はドライシェリーが最適)をいれて少量の小麦粉を加え固まりができないようよくかき混ぜ軽くとろみをつける。ソースが馴染んだところにあさりをいれ蓋をしてあさりが開くまで中火で煮る。皿に盛った上に刻んだ貝割れ大根を振りかける(スペインではperejilという癖のあるパセリのようなものをよく使う)。
 ソースを多くしたい場合は小麦粉を増やし水を加える。















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