私の特製カレーライスと特製カレーうどん

 サンタンデールでは空手三段のmaestro(マエストロ、師範)といっしょにカレーライスを作りました。もちろん作る主体は私でした。スペインにはカレールーは売っていないので最初にカレー粉とラードと小麦粉からカレールーをつくり、あとは簡単、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、そして子牛のロースでカレーライスができあがりです。大阪の実家で店用に大量のカレールーを作るのをいつも見ていたので作り方を知っていたのです。久々の日本食。実に旨かったです。その数日後にビルバオの空手師範夫人に日本風料理をご馳走になりましたが。
♪ これチュペイン料理じゃないんだけどなぁ〜 ♪  ←ウルニャイ!!♪♪
 会社に入り、三浦半島シーボニアに置いた小さなクルーザーの上でもよくカレーライスを作りました。このときは水は一切使わず牛乳を使ったタイプのカレーライスでした。結婚してからもいろいろと試行錯誤でカレーライスの味に挑戦してきましたが、現在行き着いたのがこれから説明する私の特製カレーライスです。そして翌日用の最高に旨い特製カレーうどんの作り方もあわせて披露します。先日、夜のテレビ番組『ケンミンSHOW』で、「大阪人はカレーライスはいつも大量につくり、翌日“必ず”カレーうどんとして食べる」、と断定していましたが、大阪生まれの私としても思い当たるところがあります。私が翌日作る関西風のうどんだしを使ったカレーうどんは周りのみんなからいつも格別に大好評です。



《Recetas レシピ》

Arroz con la salsa de curri a la japonesa:
日本風カレーソースごはん ←あくまでもスペイン料理風にこだわります♪♪
 先ず、ポイントを列挙する(基準をチキンカレーにおく)。この特製カレーの味の基本は、「牛スジコラーゲン」と「よく炒めたたまねぎ」の二つ。
(1) 牛スジを圧力釜で15分煮る。
(2) 味のベースに、たまねぎをこんがり色がつくまでピュアオイルで中火でよく炒める。
(3) 鶏モモ肉を大きめに切りフライパンで皮面だけを焼きめがつくまで中火で焼く。
(4) カレールー以外の味付けはしない。カレールーのお勧めは、「グリコ2段熟カレー」の辛口2対中辛1の割合。
(5) できれば前日に作っておく。圧力釜を使うので当日でも十分に美味しいが。
 牛スジは一回分ずつビニール袋に小分けし、熱通りがいいように平たくして冷凍後に保存する。圧力釜に水と一回分の牛スジをいれ蓋をして密閉し、強火で熱し、圧力が最大になったら弱火にして15分煮てから火を消す。圧力が解消されるまで冷ます。火を消したあとも調理時間のうちである。
 たまねぎの皮を剥いて芯を取り大きめに切ってピュアオイルを少し多めに入れたフライパンで中火でこんがり色がつくまでよく炒め、メイクイーンの皮を剥き、中くらいなら四つ切りか八つ切り、にんじんも皮を剥きメイクイーンカットの半分くらいに切り、両方ともたまねぎの上に入れていっしょに少し炒め油に馴染ませる。鶏モモ肉は大きめに切り、フライパンで油を敷かずに皮面だけを中火で焼きめがつくまで焼く。
 圧力釜の圧力が解消されるまで冷めたのを確認して蓋を開け、材料をすべて入れて蓋をして密閉し、強火で熱し、圧力が最大になったら弱火にして2分煮てから火を消す。
 再度、圧力釜の圧力が解消されるまで冷めたのを確認して蓋を開け、中弱火にしてカレールーを入れて軽く丁寧にかき混ぜ、溶けて全体が馴染んだら蓋をして密閉し内部が沸騰状態になる前程度で火を消す。高温で殺菌された密閉状態なので夏場でも翌日まで置いても安全である。ルーの量は好みによるが、少し濃いめが旨い。かき混ぜるときは具が崩れないように、また、底が焦げないように注意する。
 チキンカレー以外には、[牛ステーキカレー] ステーキ用牛肉の両面を軽く塩コショウしてフライパンで強火で焦げめをつけ、あと弱火で中まで火が通るまで焼き、2cm幅に切り少なめのご飯の中央に載せその下半分から手前にカレーをかけるとフルコースの一品としても使える、 [カツカレー] 牛、豚、鶏モモ肉のカツを揚げ2cm幅に切ってカツカレーにするのも旨い、海老カツもいい。
Udon (pasta japonesa) en la salsa de curri a la japonesa:
日本風カレーソースパスタ

 本来、かつおとうるめの削り節に昆布でだしをとっていたが、今は簡単に理研ビタミン無添加かつおだしとこんぶだしを使っている。これらを多めに(規定の1.5倍くらい)入れ、後は薄口醤油と塩を加えるが、ポイントは隠し味に砂糖を少し入れる。これでうどんだしは出来上がり。
 前日の残りカレーに上記のうどんだしをいれたまねぎだけをこまかく刻んで加え少し煮る。とろみが足りなければカレールーを足す。少し濃いめが旨い。茹でうどんをビニール袋からだして沸騰した湯で再度茹でるが、簡単にはビニール袋を少し破りそこから僅かに水を入れて電子レンジでチンして済ませる。うどん鉢に茹でたうどんを移しカレーだしを上から入れうどんを軽くほぐして出来上がり。
 ところで、私のレシピに食材と調味料の量の記述がないことにお気づきと思うが、私は通常3〜4人分なら、これくらいの食材の量にはこのくらいの調味料と、勘頼りの1発勝負で決めている。殆ど味見もしない。料理教室でこれではいけないので、今後時間を掛けて計量し整理していきたいとは思っている。

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