2012年問題 その6 ポールシフト

 大洋の中央海嶺から噴出した溶岩の堆積層や氷床のコアの研究から過去7600万年の間に171回磁気の反転があったことが確認されています。磁極が最後に逆転したのは約78万年前です。逆転は一気に起こったのではなく1000年くらいの期間はあらゆる方向を向いた磁気を帯びた試料が見つかっていて、その後に反対の方向に並び直しています。
 ポールシフトには、地球内部のすべての層が一体のままで起こるものと、リンスフェア(岩石圏:図の4)と呼ばれる地殻と上部マントル上端の硬い部分(地表から100キロ程度)がその下のアセノスフェア岩流圏:図の5)と呼ばれる流動性がある部分の上を滑るタイプのポールシフトがあると考えられています。後者はマントル・スリップと呼ばれ、きわめて学術的なウェブサイト、ハットン・コメンタリーズを運営するアメリカの地質学者ウィリアム・ハットンは、われわれが経験しているのはマントル・スリップだと考えています。そして、マントル・スリップによるポールシフトはシフト以前の赤道を地表上でずらすことになり、その結果、遠心力と海面水位に変化が生じ、急速でないシフトであっても地殻変動が起こると指摘しています。
 1831年に磁北が発見されてからしばらくは殆ど移動がなかったのに、1904年に年約15キロの安定した速度で東北に移動し始めたことが観測され、1989年にはスピードが上がり、2007年には年55〜60キロになり、そして、2009年に発表されたパリ地球物理研究所の地球物理学者アルノー・シュリア氏の研究によると、磁北はカナダのエルズミア島付近にあり年約64キロの猛スピードでロシア方向に移動しています。
 磁極の反転が平均して約44万年に1度ということは、地球の歴史からすると非常に頻繁に反転が起こっていることを意味し、最後に反転したのが約78万年前とすると、近年の磁極移動の活発化からして既に次のポールシフト段階に入っている可能性もあり、これも2012問題と関連がありそうです。
 ブラジルから南アフリカにかけての南大西洋上で磁場が急速に弱まり太陽放射線の影響が地表近くまで及ぶ現象が確認されています。この地域は南大西洋異常域(SAA)と呼ばれ、人工衛星には既に太陽放射線による障害がでていて、磁場が更に弱まると飛行機に影響が及ぶ可能性があります。このような磁場の裂け目は太陽放射線から地球を護る鎧が破れたことを意味します。磁場の弱まりがポールシフトに関係し、更に、それが大きく進行するとなると、地球上の生物の存続に大きな危険を引き起こすことになるかも知れません。南大西洋異常域は南極上空の成層圏に広がるオゾンホールに近く、地球の磁場が弱まっていることでオゾンが減少しているという説もあります。オゾンホールの犯人としてフロンの生産が禁止されましたが、人間による小さな営みのせいではなく、もっと大きな太陽圏の異変が原因ということもあり得るでしょう。

【ココのつぶやき】 

♪ きのう一日雨で、やっと象の鼻パークにきたのだから、もっとここにいたいよー ♪

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