福島第一原発事故 収束への工程表

 4月17日、日曜日に東電は福島第一原発事故収束への工程表を発表し、原子炉を安全な状態、即ち、循環する冷却水で原子炉を100℃以下の状態に冷温停止するまで6〜9ヶ月を目標としました。
 しかし、その翌日に発表された原子炉建屋の線量測定結果は、わずか1〜5時間程度で作業員の被曝線量限度に達するという放射線量でした。実際には、それを上回る場所もあるということです。地震による影響もあるでしょうが、事故発生直後の水素爆発が主な原因で配管接続部分などの多数の箇所が損傷していて、冷却水の漏出と同時に原子炉建屋内を高濃度の放射線環境にしていると思われます。特に、高濃度の汚染水を漏出し続けている2号機では、格納容器はドーナツ状の圧力抑制室接続部辺りに穴があいていて、それをセメントで補修する工事も工程表に含まれています。はたして、作業可能な環境なのでしょうか。
 原子炉冷却装置自体の復旧にはタービン建屋での作業が不可欠で、そのため汚染水溜り水の除去が必要で、昨日ようやく2号機トレンチ溜り水1万トンの集中廃棄物処理施設への移送が始まりましたが、ポンプの能力が1日480トンで26日もかかります。そして、たとえ冷却装置が復旧しても、あるいは外づけの新たな冷却装置が設置できても、原子炉建屋内の損傷した配管を修理しないと汚染水の漏出は止まりません。しかし、原子炉建屋内の作業は事実上できないか途方もなく時間がかかる可能性も高いと思われます。
 その間、何としても原子炉冷却のための注水が継続できていることが前提ですが、長期にわたり原子炉からの汚染水の漏出が続き、その保管場所・能力を追加的あるいは循環的に増強していきながら長い年月をかけて核燃料の発熱が弱まるのを待つことになるかも知れません。これは冷却装置が復旧せず冷温停止とならない危険な綱渡り状態継続のケースです。長引けば巨大余震や津波のリスクも高まります。

【ココのつぶやき】
(4/19撮影) 

♪ 長者町の動物病院で8種混合の注射をうってきたところです ♪

♪ 動物病院って、なんだか悪い思い出しかないから、終わるまでイヤだったな、でも、注射なんて知らないうちに終わっちゃった ♪

♪ 1時間くらい目の周りが赤くならないか注意しとかないといけないんだよ ♪

♪ しょがないから、しばらくおとなにしています ♪

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