海外の日本を見る目、賞賛から不信へ

 大災害時には略奪が横行することが多い諸外国ですが、東日本大震災直後の被災地のひとたちの整然とした行動、他を思いやる心遣い、地震に強い建物など、驚きをもって海外メディアから日本を賞賛する声が盛り上がりました。日本が戦後復興から高度経済成長を遂げ、1970年代以降多くの日本人が海外旅行にでるようになったとき、世界各地を団体で行動するメガネをかけた醜い日本人のイメージが、少なくとも日本人の間で定着していたことからすると、まさに嬉しい、衝撃的なほどの驚きでした。世界各国の被災地に対する様々な形での支援の輪も、想像すらできなかったほどに大きく広がり続けています。
 ところが、福島第一原発事故が長引き、安全対策や危機対応が明るみに出るにつれ、最悪の事態が発生した場合に備えた危機管理が当たり前の欧米諸国からすると、原発で「大災害を起こさない」安全対策できた日本が、「大災害が起きたときの」準備不足で事故の収束に目途が立たない状況に苛立ちを隠せなくなって来ました。事故直後の危機的状況で自衛隊でも隊員の安全第一で対応した、あるいは対応せざるを得なかった準備不足、危機対応には違和感を抱いたものと思われます。
 原発で「大災害を起こさない」としてきた日本の安全対策についても、3月15日の米CNNによる元GE技術者デール・ブライデンボー氏とのインタビューで、同氏が福島第一原発で使用されているマークI型原子炉の数々の欠陥を証言して以来、日本の安全神話自体も揺るぎ始めました。
 そして、2号機ピットから海へ流出していた高濃度汚染水に比べれば取るに足らない放射性物質の量とはいえ、関係国への事前連絡なしに低レベルと称するも基準値の100倍の放射性物質を含む汚染水を意図的に海中へ投棄したことは、国際社会の日本に対する信頼を著しく傷つけました。韓国政府が低レベル汚染水の海洋投棄が国際法上問題となる可能性に言及したことに対し、外相が直ちに国際法上の問題ないと反論したのもいかがなものかと思います。残念なことです。


【ココのつぶやき】

♪ 雨の日はつまんないな ♪

♪ カーペットの上でくつろぐのも、悪くはないんだけどね ♪

♪ むっ、なにか音がした! ♪

♪ なんだ、テレビの音じゃん ♪

♪ しょがないから、テレビでも観ようかな ♪

♪ 何だか面白くない番組、やっぱ、カーペットでくつろぐのがいいや ♪

♪ それより、ハウスにはいって、ちょっと横になってと ♪

♪ むにゃむにゃ、ほんとに眠くなってきた ♪ 

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