福島第一原発事故 − 進まない汚染水処理

 タービン建屋地下の汚染水処理が進まない限り冷却装置復旧の作業ができないとのことですが、その間、原子炉圧力容器内部の損傷した燃料棒の温度上昇を抑えるため注水を続ける必要があり、その結果、タービン建屋地下に汚染水が更に漏水すると同時に何らかのルールを経て放水口から海に汚染水が放流され続けている状態です。3月29日午後に採取した海水からこれまでの最高値にあたる基準の3355倍もの濃度の放射性ヨウ素131が検出されました。
 一方、玉突き排水ということで、タービン建屋地下とトレンチに溜った汚染水を、放射性物質の拡散をできるだけ抑えるため、先ずはタービン建屋内の復水器、そこから復水貯蔵タンク、そして圧力抑制室用の貯水タンク(サージタンク)へと移し替えることが計画されていますが、復水器や復水貯蔵タンクは満水状態で、復水貯蔵タンクの水をサージタンクに移し替えるだけで3日かかるような状態です。
 東電関係の作業員は、大多数が下請け企業の社員のようですが、宿泊施設がないので廊下などの床の上で短い睡眠を取り、風呂もなく、食事は1日2回の粗食という、まさにタコ部屋のような環境で放射線の危険に晒されながら使命感だけで作業を続けている状態と報告されています。放射線に晒される危険な作業環境ですが、大量の水を移し替えるという単純なるも大規模なマンパワーが必要な玉突き排水作業をこの状態の東電関係作業員だけに任せておいて済むのでしょうか。いつ圧力容器が牙をむくかも知れない危険が差し迫る時間との戦いの非常事態です。何故ここでも自衛隊が積極的に大量の人員と資機材を持って作戦を実行しないのか不思議です。

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【ココのつぶやき】 

♪ まぶしくて暖かいから、こんな時は、やっぱ、駄々っ子スタイルですね ♪

♪ こうしてると、おねむになっちゃうな ♪

♪ いやいや、そんな呑気なこと言ってる場合じゃないんですよね、危険が差し迫ってます ♪

♪ でも、タイルの上もひんやりしていい気持ち、ボクも安全なところから作業員の皆さんを見守っています ♪
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