福島第一原発事故 − 放水作業

 使用済み燃料棒プールに向けて海水を外部から放水するのはあくまでも応急処置ですが、水素爆発で建屋が大きな被害を受けなかった2号機は逆に外部からの放水作業が困難な状態です。確か海側の壁の一部が吹き飛んだとの報道があったと思いますが、できた穴の位置や大きさから放水作業は困難なのでしょう。昨夕2号機から水蒸気と思われる白煙が上がったとのことですが、2号機の使用済み燃料棒の計算発熱量は、一時プールの水が殆ど蒸発したとみられる3号機の2倍もあるので依然として非常に危険です。
 ハイパーレスキュー隊の特殊放水車が2号機と3号機の間に設置されているので、そこから何とかホースを2号機の4階プールまで届けるような作業が出来ないのでしょうか。2号機の電源が回復しているのでプールの冷却装置が稼動すればその必要はなくなるかも知れませんが2重の安全対策が望ましいことに変わりありません。
 石原都知事がわざわざ官邸に出向き菅首相に対し、「政府関係者がハイパーレスキュウ隊に長時間放水を強制した」とクレームし、首相は陳謝したとの話です。現場の雰囲気はいったいどうなっているのでしょう。ハイパーレスキュー隊はギリギリのタイミングで3号機に対する連続放水態勢の確立をやってのけましたが、核事故に対するスペシャリストとして結成され訓練を積んできた部隊で、決死隊というより被曝の危険を冒してはいても常に放射線からの一定の安全を確保しながらミッションを遂行したようです。分水器をつけてホースを4号機まで延長しこの特殊放水車を4号機と3号機に向けて交互に使えば遥かに効果的な放水が可能ですが、ハイパーレスキュー隊自身がこれ以上のリスクを犯したくないのかも知れません。そのため、4号機に対しては自衛隊と東電が80トン程度の小規模放水を繰り返しているのでしょうか。
 今日の午後にも、4号機に向けて58メートルの高さから注水可能な生コン圧送機が投入される予定ですが、タンクからの放水であれば精度は向上しても注水量には限界があります。ハイパーレスキュー隊が設置したホースラインを利用した連続送水を目指すのでしょうか。

【ココのつぶやき】

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 このあと、今朝は雨なので散歩には行けず、でもココはいつもより早く朝ごはんを食べましたが.....

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