横浜旧市街の三塔物語 − その3、キングの塔

 さあ、いよいよ「キングの塔」、神奈川県庁本庁舎の出番です。この堂々として格調高い建物はスクラッチタイル貼りの西洋建築に天守閣を思わせる和風の高塔を載せたのが特徴、こういう昭和初期の和洋折衷デザインを「帝冠様式」といいます(因みに、愛知県庁の建物の上部は天守閣そのものです)。1928年竣工で高さは49メートル、既述のとおり「クイーンの塔」に2メートル抜かれました。正門は日本大通に面し、海岸通以外、みなと大通と本町通に通用門があります。本庁舎の本町通側にみなとみらい線日本大通駅」の地上出口があります。 政令指定都市横浜市が存在する神奈川県の県庁の仕事って何があるのかあまりピンと来ませんが、この本庁舎に空中通路でつなげた新庁舎の巨大な建物が北側にあり、更に、新庁舎の反対側(北側)にも空中通路でつながった第二分庁舎があります。また、正門の向かい側にも小規模な分庁舎がありその前の歩道にはキング、クイーン、ジャックの三塔が一望できるスポットもあります。
 一昨年、2009年7月から9月に放映されたTBS日曜劇場の『官僚たちの夏』には、キングの塔が通産省として使われました。戦後日本の復興期に活躍した通産官僚の物語で、当時は毎週楽しみにしていたテレビ番組ですが、「通商産業省のプレートがかけられた建物、どこかで見たことある」、と思ったらキングの塔でした。そのあとは、ココ連れで日本大通を通ると、何度かこのドラマの撮影現場にも遭遇しました。


【ココのつぶやき】

♪ はーい、ココですよ、きょうはいよいよ「キングの塔」です、しょうめんげんかんですが、ちゅうおうしたに、ボクがちいさくうつってます ♪

♪ ほらっ、「神奈川県庁」とあるでしょう ♪

♪ 「正門」のすぐまえに、しんごうのないおうだんほどうがあり、「日本大通」のはんたいがわへかんたんにわたれます ♪

♪ 「日本大通」から「キングの塔」のひだりがわをのぞむと、こだちのあいだに「ジャックの塔」がみえるのですよ ♪

♪ 「日本大通」のドイツレストラン「アルテリーベ」のまえから「キングの塔」をのぞむと、こんなかんじです、まぶしくて、ボクがブスオにうつってます ♪

♪ 「キングの塔」(右)は、こんなくうちゅうつうろで「新庁舎」につながってます ♪

♪ さらに、「新庁舎」(左)は、こんなふうに「第二分庁舎」につながります ♪

♪ きょうはガイドのあと、「象の鼻パーク」のしばふでかけっこでしたが、やっぱ、もっとはしりたくて、だだっこがでちゃいました ♪

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