ココと新幹線で京都へお墓参り

 去年の1月にもお墓参りにココを連れて新幹線で京都へ行きましたが、そのときはカートを座席の前に入れると幅ギリギリで前座席のひとが背もたれを倒せない状態でした。新しいカートは幅がほんの少しでも広くなったのが心配で、今回はグリーン車にしました。とはいっても、JR東海ツアーズの時間限定でキャンセル不可条件のこだま号グリーン席ですから普通車の通常料金よりも安いのです。ごだまですからのぞみやひかりの通過待ちが多く新横浜から京都まで3時間22分もかかりますがグリーン車はスペースに余裕があり快適でした。新しいカートは前に進める取っ手部分が折りたためるので前座席が背もたれを倒しても大丈夫です。ただ、同じ古い700系の車両でも帰りの便では前座席の下に取り付けられた足置きが出っ張ってこんどはカートの車輪がギリギリの状態でした。
 こちらから申し出ないと請求されませんが、車内でココの切符を発行してもらうと新横浜から京都まで片道270円です。切符には「普通手回り品切符」と記載されています。
 今回は日帰りだったので12時前に京都駅に着いてから、お墓がある大谷本廟の墓地へ行ったあと、『序で参り御法度』を守りすぐ隣にある清水寺など寺社を参るのは差し控え、徒歩で「祇園」、飲食店が集まる「三条河原町」、驚くほど長いアーケード商店街の「寺町通り」、京都市民の台所で観光市場として狭い通りがいつも満員電車のような「錦市場」、京都の銀座通りで歩道の上に長いアーケードがつづき雨に濡れなくてすむ「四条河原町」をぶらぶらし、地下鉄で京都駅まで戻り19時過ぎのこだまに乗りましたが、不思議なことに京都では一度もわんこに出会わなかったのです。横浜では繁華街や観光地でもわんこにはいっぱい出くわします。
 早めに京都駅の地下街に着き、新幹線に乗る前の準備で用足しにココを連れ地上に上がったところ掃除のおじさんから犬はしっこをするので歩かせないで抱きかかえるよう注意されてしまいました。公共的な駅前スペースとはいえJR東海の私有地だから仕方がないかと思い、信号を渡って一般歩道でココの用を足しました。そんなことがありましたが、ビションフリーゼは京都では余程珍しいのか、地元のひとたちからも、「写真を撮ってもいいか」、「いっしょに写真を撮らせて」、「ちょっとさわらして」、「どこのペットショップで買ったのか」、と到るところでココは大人気でした。
 行き帰りとも3時間を越える長い新幹線道中でしたが、ココは最後まで吠えたり騒いだりせずずっとお利口さんでした。家に帰るとココはいつものように安心してホットカーペットの上で頭を擦り付けたりひっくり返ったりごろごろしますが、しばし抱きしめていっしょに添い寝したくなりました。ココはぴったりと身体をくっつけすやすやと眼を閉じて眠りました。

 話は変わりますが、大阪人の私にとって551HORAI(蓬莱)の豚まんは横浜中華街のどの店の肉まん・豚まんより遥かに美味しいとの思い込みがありますが、京都でも京都駅伊勢丹地下2階食料品売場に売店があり、今回は忘れず2個入り320円を3箱買いました。1箱は帰りの新幹線での夕食の駅弁の代わりです。これ6個入りでも960円で同じ値段なのです。値段的にはそのサイズからして高くも安くもないと思います。




【ココのつぶやき】

♪ でんしゃのなかでは、このようにふたをかぶせられます、「新幹線」ながいから、ねちゃうしかないかな ♪

♪ なごやで、みぎがわのひとたちがおりたので、しばしそのせきにうつり、ふたをあけてくれたので、かいほうかんをまんきつです ♪

♪ おはかまいりのあと、「大谷本廟」のまえでしゃしんいっぱいとられました ♪

♪ ここ「錦市場」です、ざっとうのなかでもいっぱいかわいがられましたよ ♪

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