マドリッドの大緑地Casa de Campo(カサ・デ・カンポ)

 レティロ公園は街中の大公園ですが、Casa de Campo(カサ・デ・カンポ)はマドリッド市街の南西側に即隣接して敷地面積がその15倍、1,723ヘクタールもある大緑地で、その中にはClub de Campo(クルブ・デ・カンポ)という市営のパブリックゴルフ場、動物園、遊園地などの施設もある広大なレクリエーションエリアです。元々スペイン王室の狩場であったのが、1931年、スペイン第二共和制のとき、閉鎖された国有財産からマドリッド市に移管され市民の公園として整備が進められてきました。
 市内にこのような自然が残る広大な市民の憩いの場があるのはマドリッド市の大きな魅力の一つです。どんぐりの季節になると大粒のどんぐりがこれでもかというほど地面のいたるところに大量に落ちていて、スペインでは最高級生ハムjamón ibérico de bellota(ハモン・イベリコ・デ・ベジョタ、どんぐりで育てたイベリコ豚の生ハム)の飼料が豊富に採れるのだと実感させられます。
 カサ・デ・カンポの魅力の一つは遊園地Parque de Atracciónes(パルケ・デ・アトラクシオネス)です。冬場は土日祝日だけで夕方7時閉園ですが、夏場は真夜中の0時、土曜日は午前1時まで開いています。こんな時間まで子供たちが遊んでいていいのかと心配になりますが、スペインでは夏場は日没が夜の9時、10時なので日本では想像できないような開放的な世界が広がります。
 そして、もう一つの大きな魅力は20ヘクタールの敷地のマドリッド動物園Parque Zoológico de Madrid(パルケ・ソオロヒコ・デ・マドリッド)です。この動物園の特徴は檻のなかの動物でなく、溝で仕切られた向こう側にいる動物を自然の形で見られることです。開放的な雰囲気が素晴らしく、子供たちを連れ何度も訪れました。私たちがマドリッドを離れた後の1995年に水族館もできたので更に楽しい場所になったと思います。

 因みに、Casa de Campoとは正反対、市街地の北東側に即隣接してマドリッド空港との間にParque Juan Carlos I(パルケ・フアン・カルロス・プリメロ、・フアン・カルロス1世公園)と言う敷地面積160ヘクタール、レティロ公園を上回りCasa de Campoに次ぐマドリッドで2番目に大きな公園が、私たちがマドリッドを離れた翌年1992年に完成しました。




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