スペイン人の特別な階層

 スペイン人にはamigo(アミーゴ、友達)を第一に大切にする国民性があります。例えば、デパートの店員でもお客さんに応対している店員に対し平気で仲間の店員が話しかけ、話しかけられた店員はお客さんをほったらかして仲間店員との会話をいつまでも続ける場面によく遭遇します。私がいちばん頭にきたのは、苦しい胃カメラを飲まされて喘いでいる最中に医師と助手がつまらない雑談にのめり込み長い時間ほったらかしにされたときでした。私は医師とスペイン語で話をしていたので少なくとも医師のほうは、外人だから会話の内容がわからないだろうとの気持からではなく、とにかく優先順位が仲間第一で、それ以外は二の次なのです。
 そういう国民性の中から生まれたものと想像しますが、例えば、どんなにハイジーシーズンで超満席の状態でも、必要であれば必ず飛行機の座席を確保できる人たちがいます。組織自体がそういう枠を容認しながら運営されているのです。ウエイティングリストなどお構いなしです。社会的な地位そのものでなくていろいろな意味での実権を行使できる立場にいることが重要で、常にgive出来るものを持ち、且つ、能力と経歴・実績を認め合って、give & takeの関係のサークルのなかにいる人たちです。各人が相当広いそういう人脈をキープし、目的の便宜を得るのに直接の人脈がない場合でも自分の人脈からサークルの人脈を通じて目的物を入手します。彼らはこの関係をうまく利用して仕事の実績をどんどん上げていくことができるのです。単に豊かな経済力や家柄の上流階級(clase alta)というのでなく、実務者たちのサークルのようなもので、確か、「alta sociedad(アルタ・ソシエダー、上位の社会階層)に属する」と言うような表現を使っていたと思います。実際、「この階層にいるとスペインは非常に暮らしやすいところだよ」と、私と親密な付き合いがあった日系ゼネコンのスペイン人実力建築士がはっきりと言っていました。私のバスク人のスタッフだった彼もこの階層に属していて、空港でどうしてもこの便で行く必要があったときなど、彼はその場で電話して実際に席を確保したり、役所関係等の面会が難しいキーパーソンにどうしても会いたいときに面会の約束を取り付け、問題やトラブルの解決あるいは事業の推進に必要な情報の入手や協力者の発掘など、いろいろなケースに実力を見せてくれました。もちろん100%ではありませんし安売りもしません。日本でもこういう階層に似たものがあると思いますが、スペインではかなり幅広く定着しているようでした。この階層に属する人たちは話す言葉も違うということも聞きました。恐らくスペインだけのことではなく特に海外でのビジネスではこういうルート・人脈を利用しないと空回りすることになるかも知れません。まず、そういう階層の人たちに認められる関係を築くことが大切ですが。


【ココの世界】


♪ ひさしぶりにりんこうパークにつれてきてもらったんだ ♪
♪ ここにはぼくとおなじくらいのこどもうえきがあるんだよ、いいにおいだぁ〜 ♪









♪ りんこうパークにくると、いつもこのへんにジンくんとバオくんたちいるんだけどなぁ〜 ♪










♪ あっ、バオくんジンくんいたいた、いっしょにあそぼうよ ♪












♪ さいきんジンくんいぬぎらいになったんだって、まえはいっぱいあそんでくれたのにな ♪
♪ やれやれ、ジンくんあっちへいっちゃった ♪







♪ ジンくん!うしろむかないで、まえみたいにあそぼうよ ♪












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