横浜旧市街の三塔物語 − その1、ジャックの塔

 横浜はみなとみらい地区の開発が進み新市街が脚光を浴びていますが、旧市街関内地区の名所めぐりもいいものです。関内とは、1858年にアメリカ合衆国ハリス総領事の強引な交渉力で江戸幕府日米修好通商条約の締結に追い込まれた結果横浜港が開港され、そのとき設置された外国人居留区を含む「開港場の区域」のことです。その区域は川や堀で仕切られ、現在首都高の地下道路となっている吉田川の上に架けられたのが吉田橋で、ここに関門が設けられその内側(海側)が関内とよばれたことに由来します。吉田橋は現在の伊勢崎町商店街と馬車道通商店街の間にあります。もちろん、馬車道通側が関内で、この周辺にも神奈川県立歴史博物館(旧横浜正金銀行)などの見事な近代洋風建築がいくつか残っています。
 歴史的建造物となっている近代洋風建築で関内地区を象徴するのがキング、クイーン、ジャックと呼ばれる三つの塔です。「キングの塔」は神奈川県庁、「クイーンの塔」は横浜税関、そして「ジャックの塔」は中区の公会堂としても利用されている横浜市開港記念会館のことです。
 みなと大通と本町通が交差する角に立つ「ジャックの塔」はロシア革命が起こった1917年(大正6年)に竣工した大正期の公会堂建築の中で大阪市中之島公会堂と並ぶ有名な建築物。1923年の関東大震災で倒壊し4年後に復旧されるもドーム屋根は復元されなかったのですが、1985年になって創建時の設計図が見つかり1989年に現在眼にするドーム屋根が復元されました。延床面積4,426㎡、煉瓦造(一部RC、SRC造)地上2階+搭屋5階、地下1階建て、みなとみらい線日本大通駅徒歩1分、1番「県庁口」を地上に出ると目の前です。
 横浜市開港記念会館が建てられた場所は、東京美術学校(現東京藝術大学)の設立に貢献した明治の美術家、岡倉天心の生誕地であるとともに、横浜商工会議所発祥の地、横浜町会所跡でもあります。


【ココのつぶやき】

♪ あさ、しばふのうえでボールあそびするのがだいすきです ♪

♪ でも、いつもかえりたくなくなるのです、それで、このだだっこスタイルがでます ♪

♪ だけど、ごごは「三塔物語」をガイドするおしごとがあるのですよ、これは「日本大通」からみた「県庁(キングの塔)」です ♪

♪ これはおなじみの「象の鼻パーク」のしばふからみた「税関(クイーンの塔)」ですね ♪

♪ そして、これがきょうのテーマ「横浜市開港記念会館(ジャックの塔)」です、ボクがおにのようなのは、ぎゃっこうのせいですよ ♪

♪ 「ジャックの塔」へくると、こんな「案内板」がありますよ、みてくださいね ♪

♪ このばしょは、「岡倉天心」のせいたんちでもあるのですよ ♪

♪ 「横浜商工会議所発祥の地」のせきひもたっています ♪

♪ まだあります、「横浜町会所跡」でもあったのですね、かんないには、にっぽんはつのものがいっぱいあります ♪

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